軽米では2のつく日は、市日(いちび)と言って、町の広場に行商の方がいらして市が開かれます。
軽米町のあちこちから、おじいさんおばあさんらが買い物に出てきては、顔なじみの方々と楽しくお話をして帰られます。市日というと子供たちもソワソワする、そんな数少ないイベントなのです。
先日、裏の蔵で羽釜を見つけたので、羽釜でご飯を炊いたらおいしいだろうなと思い、一人で食べるのももったいないから、市日の日にお米を炊いて試食をしようということになりました。 あまり人通りの少ない軽米町なので、近所の方に声をかけたり、通りを歩いていたおばあさんに声をかけたりしてみんなで羽釜を囲んで、ご飯を試食です。
何度かやってみて、小さな町でも気軽に集まって他愛もないおしゃべりをする場が意外と少ないとわかりました。ご飯を食べながら話していると話題は尽きず、あっという間に1時間2時間は過ぎている物でした。
小さな取り組みですが、思いのほか楽しんでくれている方がいるので、これからも継続していきたいと思います。これといった用がなくても、気軽に入っておしゃべりを楽しんで帰れる店を目指したいと思います。