「お米は籾で保管しています。」の謎

たまに、ヤフーとかメルカリとかで、お米はで保管していますって書いている出品者さんがいますよね。あれってなんのことだろう?って思ったことありませんか?

私はわかりますが、お米に関係するお仕事じゃない人はわからないですよね。ということで、「お米は籾で保管しています。」の意味について。

ざっくりいうと
 籾殻に守られているお米は生きています。
 お米は籾擦りして玄米になったところから劣化し始めます。
 籾で保管できる人は生産者により近い人だけ。

つまり、「籾で保管しています」とは、鮮度の良いお米を提供していますということ。

籾ってなんだかわかりますか?田んぼでお米が稲の状態のとき、一番外側になる殻のことです。お米を害虫や病気から守っているんですね。籾すごい!

 お米を籾殻のまま保存しておくと、次の年の種になります。これを種籾っていうんですが(そのままですね)、苗を作る1カ月くらい前に種籾を水につけておくと芽が出てきます。そう、籾殻に守られているお米は生きているんです。籾やっぱりすごい!

 そんなすごい籾ですけど農家さんが刈り取ったあと、たかつねのような集荷業者が集めて籾摺りして玄米にします。玄米にしたら業者さんに売ります。物流チェーンに乗っかって最終的に飲食店や小売店に販売され、一般の方に提供されます。
籾の状態が良いなら籾のまま物流に乗せればいいじゃない。というご意見もあるかと思いますが、日本は玄米か精米でのみ取引されています。法制度上の問題だそうです。(Wikipediaより)

そういうわけで、お米は産地から問屋さんに移動するときには玄米に姿を変えて移動するわけです。だから、籾で保存している人っていうのは農家さんか産地に近い業者ぐらいになってしまうわけですね。

日本のお米は9月前後から刈り取って、次の年の新米の時期までかけて消費します。次の年のお米が市場に出回るまでは去年のお米を食べているというわけです。できればなるべく風味が落ちていないお米を食べたくなるでしょう。そういう時に、真空保存だとか、低温保存だとか、籾保存という違いが出てくるわけです。

そうです、籾殻に守られた状態で保存されているのは籾保存だけです。お米にこだわっていますという専門店でも良くて玄米で低温保存です。

たかつねは籾保存で必要な分だけ籾摺りして精米しているんですが、生産者に近いのでできるんですね。籾保管で今擦ったばかりの玄米ありますよ。というと、え?って二度見する業者さんもたまにいたりいなかったりします。

ということでまとめると、籾で保存しています。というのは、生きた状態でお米を保存しています。鮮度にこだわっています。ということを言いたいんです。
 農家が自分家で食べているお米はおいしいお米だって言われますよね。あれは自分用に特別な作り方をしているわけではなく、お米を籾で保存して、擦り立て精米したてをいつも食べているからでしょう。

気になるなーという方は「お米は籾で保存しています」というお米を食べて、普段食べているお米と比較してみてください。

※籾で保存していても保存環境が悪ければだめですよ。籾ならすべて良いというわけではないのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

大事なことなのでもう一度言いますが、たかつねもお米は籾で保存しています。

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